読んだ本の感想

「告 白」   湊かなえ 著

若旦那です。 「娘は事故死ではありません。このクラスの生徒に殺されたんです」 という衝撃的なキャッチコピーで映画化された「告白」の原作本を読みました。 あらすじは、「自分の愛する我が子を生徒に殺された女教師が、その生徒に復讐する」という話です…

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」   岩崎夏海 著

若旦那です。昨年ベストセラーになった「もしドラ」を読みました。内容はひょんな事からドラッカーの「マネジメント」という本を読んだ野球部の女子マネージャーのみなみちゃんが、その本を元に野球部をマネジメントし甲子園に連れて行くという話です。マネ…

「叱らない」子育て   高江幸恵 編

若旦那です。会社勤めのお父さんと違って自営業の自分は子供と接する機会が多く恵まれている反面、子供にイライラさせられる事が多いのも事実です。自分の機嫌の悪い時なんかは必要以上に強く怒ったり手も出たりで、後になって自己嫌悪に陥ったりする事なん…

「仄暗い水の底から」   鈴木光司 著

若旦那です。この本はずっと手元にあったのですが読んだのは最近なんです。何年か前に黒木瞳さん主演で映画化されていまして、観てはいませんがてっきり母子が得体の知れない者に襲われるホラーだと思っていました。現に読み始めた頃は、淑美と娘の郁子がマ…

『日本史「敗者」たちの言い分』   岳真也 著

若旦那です。「勝てば官軍」と言われるように、勝者の言い分は正当化されますが、敗者にはその資格はありません。「歴史は勝者によって作られる」という事実は、歴史好きにとっては自明の理と言えるでしょう。この本は武運つたなく敗北し、時の勝利者に不当…

「ラインの虜囚」   田中芳樹 著

若旦那です。あらすじは、「16歳のコリンヌは父の死を祖父であるブリクール伯爵に伝えるためにカナダからパリに向かいました。しかし、祖父は自分の意に反してカナダに渡った息子を許しておらず、コリンヌに対しても冷たい態度をとります。しかも、本当の…

「蘭陵王」   田中芳樹 著

若旦那です。蘭陵王とは北斉の皇族の高長恭の事で、美貌&美声で武勇&用兵も卓越している上に、二十代の若さで悲劇的な最期を遂げるなど、人気が出る条件はそろっているのです。しかし、著者の言う通り三国志演義の様な優れた物語が無かったために、日本で…